宿便とは小腸や大腸の内壁に頑固な形で、何ヶ月あるいは何年もの間、付着した糞尿のことです。その主成分は、脂肪とタンパク質で腐食がひどく、毒素と悪臭を発散しています。宿便はとても剥がれにくいもので下剤ではほとんど排出されることはありません。
小腸の宿便は、内壁のくぼみに、小さな固まりで付着しています。小腸の内壁の総面積は200㎡ぐらいあるので宿便がよい方でも、かなりの量が溜まっています。
大腸の宿便は、内壁のくぼみに、大きな固まりで付着しているか、浅い内壁に膜状で付着しています。大腸ガンの原因ともなります。
この様に、小腸や大腸に溜まった宿便は毒素によって、血液を汚染して体に悪影響をもたらします。
小腸では血液の成分である赤血球を製造しているのです。ですから、宿便から発散される毒素によって赤血球が汚染され異変などして、正常な赤血球が製造されにくくなるのです。直接毒素が、血液中に入り込んで汚染もします。また、大腸では水分を血管に吸収する時に、毒素も吸収しているのです。
便秘になって腸の活動が弱くなると、体の代謝も悪くなり脂肪も燃焼しにくくなってしまいます。
カルシウムが不足してしまうと骨粗しょう症などの病気にかかりやすくなりますが、便秘の原因にもなりねません。
というのもカルシウムが不足すると背骨にゆがみが生じ、腸が圧迫されることによって便秘になるのです。
特に女性の場合にはカルシウムが不足しがちです。
女性の1日のカルシウム摂取量の目安というのは
1日600mgです
ですがほとんどの女性は平均520mgしか摂取していません。
たった80mgの不足に見えますが、1日の不足が積み重なることによって
1年では牛乳132本分も不足してしまうのです。
ですから「なんで私便秘なんだろう…?」という女性はもしかしたら
カルシウム不足の可能性なのかもしれませんので、
自分のカルシウム摂取量を見直してみてください。
個人のCa吸収能力を超えて摂取している可能性があります。
吸収出来ない分のCaが便秘の原因になることは、よく知られています。
カルシウムが腸管で吸収される際、水分も一緒に吸収されやすくなることで、便秘の症状になったり、カルシウムは大腸まで残って水分を吸収して、腸の働き(蠕動)などを阻害したり、排便環境を悪化させてしまうこともあります。
サプリメントなどでカルシウムを摂取して便秘になる場合には、”現在のあなたにとって”は過剰のようですので、量を減らして継続しましょう。また、カルシウム吸収を高める工夫として、お酢と一緒に飲むと良いでしょう。
カルシウムの吸収に必要なビタミンDを増やすことも重要です。ビタミンDは日光浴で増えます。紫外線を避けてばかりでは強い身体になりません!ビタミンDの合成のためには、日焼けに強い手のひらだけでも効果があります。
適度な運動は、骨に刺激を与えることで、骨の新陳代謝が活性化します。その結果、骨でのカルシウム代謝も高まり、カルシウムが効率よく吸収されます。
喫煙、アルコール、塩分、インスタント食品、甘いものなどは体内のカルシウムを浪費するので控えめにしましょう。
ビタミンKはカルシウムが骨から溶け出るのを防ぐ成分なので積極的に摂取した方が良いです。納豆、小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。
特に善玉カルシウムを摂ると、細胞が活性化してイキイキと働くようになります。すると細胞がたくさん水分を使うようになります。この時水分摂取量が少ないと、大便から水分を吸収して補おうとします。その結果、大便が硬くなり、便秘がちになってしまいます。
日中の水分補給方法としてバイオ・ノーマライザーを1粒500mlの水に溶かした『1000倍溶液』を小まめに飲み、水分摂取を心がけることをオススメします。