カルシウムが足りない
と聞くと「乳製品摂らなきゃ」
と短絡的に結びつける方が多いですね。
カルシウムを添加しなくてはいけない理由はミルクの『殺菌』にあります。
殺菌の仕方についてはここでは割愛させていただきます。
カルシウムは熱に非常に弱い性質があり、加熱殺菌をするとミルク中のカルシウムが欠乏してしまって、チーズにするときにミルクが凝固しにくくなります。
そこで、カルシウムが欠乏した分を補うために塩化カルシウムを添加しています。
ちなみに、褐変防止のためにトマトの缶詰、ケチャップなどに添加する場合もあります。またアルコール飲料や清涼飲料水などの硬度やPH調整剤としても使われています。
この辺り、乳製品を良く食べるのに骨粗鬆症になったといったパラドックスの原因です。
添加物として塩化カルシウムは、善玉か悪玉か?
風化していない天然のカルシウムや工業的に生成されているものは悪玉ですので、大量摂取はお控えください。