ようやくカルシウム不足が引き起こす恐ろしい骨化現象がTVでも取り上げられるようになりましたね。
・心臓の3本ある冠動脈がカルシウム沈着でガチガチに固くなった状態を指します。
・50代では16%、60代では20%の人が骨化している状態だといいます。
・心臓が骨化していると心筋梗塞で死亡する確率が10倍高くなります。
・心筋梗塞は、突然心臓が「ぎゅ~っと締め付けられるような」痛みに襲われ、最悪の場合はそのまま死亡してしまう恐ろしい病気なのです。
・カルシウム不足が最大の原因です。普段の(毎回の)食事でしっかり摂取していないと誰にでも起こります。
例えば、50~69歳の女性には、1日当たり650mgのカルシウム摂取が必要とされています。
63歳骨化あり女性の食事を見ると・・・基準値に対して200mg足りない食事
68歳骨化なし女性では・・・基準値に対して1224mgと3倍近く摂取していました
※68歳女性の方が眼が活き活きとして、とても若々しく見えました。
全身に存在するカルシウム100%中の99%は骨などに貯蔵されています。
残り1%は・・・出血時に血液を固まらせたり、筋肉を動かすために必要となる生命活動のエネルギーとしても使われているカルシウム
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これが、食事で不足してしまうと、生命活動維持のためにはやむなく、骨から流れ出して、そのカルシウムを使用します。
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しかし、これが血管に付着するカルシウムとなりやすい困りものなんです。
また、動脈硬化が起きていると骨化が起き易いそうです。
⇒血管内のプラーク(脂肪分や細胞の死骸など、本来やわらかい状態)に、骨から流れ出たカルシウムが沈着し、固まった状態
=不安定プラーク
=壊れやすい状態
となり、破裂して心臓に流れ込み心筋梗塞を引き起こす原因に。
動脈硬化は全身に存在しています。プラークも当然、全身に付着していて、カルシウム不足の人は全身をガチガチにしています。
また、ガチガチになるのは、冠動脈だけではありません。
心筋自体も肝臓も腎臓も、他の内臓も骨化していますよ。脊柱靭帯骨化症なんていう病気もあります。
テレビだと内容がまだまだ表現が優しい・・・本当はもっと恐ろしいのです。
カルシウムにも悪玉と善玉があります。吸収率を人工的に高めたカルシウム剤は悪玉ですから安易に手を出すのは止めましょう。
やみくもにカルシウムを摂取してはいけません。一緒にEPAとビタミンKも大事。要は青魚と緑黄色野菜ね。
さらに善玉のカルシウムを摂取すると、破裂しやすくなったプラーク・心臓の骨化の解消にもなりますよ!
一度にたくさん食べても余分なカルシウムは吸収されずに流れちゃうので、小分けに摂る!のが必要です。
必要量から考えると、
1回の食事で、
Ca260mg煮干59匹!
EPA333mgアジの切り身!
K50μgミニトマト45個!
を毎回摂らないと骨化予防の食事にはなりません・・・
そんな無茶言うなよ。食事で何とか頑張るぞーという方は、奥園さんのレシピ本をご参考にどうぞ。
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